キラ・ヤマト ザフト軍のエリート集団と言われているクルーゼ隊の中でもGのパイロットを任されている優秀なコーディネータ。 戦闘時にはそのかけ離れた操縦術で人を圧倒させ、 非戦闘時には他のコーディネータに負けないぐらいのプログラミングの才能を発揮している。 だが、そんな彼にも苦手なものがあった。 それは・・・・
「うぇ〜」 キラは自室のベッドの中で頭からシーツをかぶっておびえていた。 そう。 彼は雷がなによりも嫌いなのだ。
今日はヴェサリウスのクルーたちは自由な時間を与えられ、久しぶりに艦を出るものや、艦の中で自分の好きなことをして楽しむものがたくさんいた。 キラもその一人。 今日は特別天気もよかったので、アスラン達も誘って久しぶりの休日を楽しんでいた。 ところが、艦に戻って夕食を済ました後ぐらいから、急に天気が荒れだしてきた。 今では日中の天気が嘘のように、雷が鳴り響き、激しい雨音が艦内に響いている。
ゴロゴロ ゴロゴロ
雷の音はいくらシーツで頭を覆っても聞こえてくるもので。 キラはそのたびに体を震わせている。 「なんで雷なんて鳴るんだよ〜」 せめて眠ってしまえればいいのだろうが、まだ眠る時間には早すぎるため睡魔が襲ってきてはくれない。
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さて、この後、キラはどうするのでしょうか 「人を求めて食堂へと向かう」 「一人でいるのが耐えられず、廊下へと飛び出す」 「誰かの部屋に行く」 「気を紛らわそうと、格納庫へと向かう」 |