なんか、頭がくらくらする。

昨日から体がだるいような気がしていたが、今日は一段とひどい。

 

でも、今日はやることがまだたくさん残っているんだ。

前回の戦闘に関する報告書を提出しなければならないし、デュエルの整備にも行かなければならない。

夕刻からはたしか、作戦会議も入っていたはずだ。

やることはたくさん残っている。

 

でも、体がいうことをきいてくれない。

 

じっとしているからだ。

先にデュエルの整備をしてしまおう。

 

イザークはそう考えると、自室から廊下へと出た。

しかし、少し歩いただけのはずなのに、すぐに眩暈がする。

おもわず壁に手を付いてしまう。そのまま体を支えようとするが、その腕にさえ、次第に力が入らなくなってきた。

 

まずい・・・・・、目が・・・霞む・・・・。

 

「イザークっ!」

誰かに、呼ばれた・・・・?

だ、れ・・・?

 

そのまま、イザークは意識を手放した。



さて、イザークが次に目を覚ましたのは?




「医務室」


「自室」


「見知らぬ部屋」