さぁいよいよ始まった学園祭メインイベント、織姫争奪戦!

司会進行および実況は俺、ムウ・ラ・フラガが担当させてもらうことになった。みんな、盛り上がって行こうぜ!

 

って、もう出場選手の準備が整ったようだ。

ラウ・ル・クルーゼ理事長の合図でスタート!

「位置について、よーい、スタート!」

各選手いっせいにスタート!

おっと、いきなり飛び出したのは3年A組のイザーク・ジュールと2年A組のアスラン・ザラだ。

その後を3年B組のディアッカ・エルスマン、1年C組のニコル・アマルフィが続いているぞ。

 

さっそく第一ポイントの一年校舎。

ここは勝手知ったるニコルが有利か?

お、どうやら第一試練の教室に着いたらしい。え〜と、情報によれば、第一ポイントの試練は数学だな。

各自、ボックスの中に入っている紙の問題を解いて正解すれば進めるというもだ。

って話している間にイザークとアスランが問題を解いて先に進むようだな。しかも同時にだ。

さすがライバルって感じだな。俺はお前には負けない?若いねぇ。

その後も続々と続いているが・・、中には数学が苦手なものもいるらしいな。第一チェックですでに2名の脱落が決定したらしいな。まぁあきらめも肝心だな。

 

残る選手は7名だ。

 

第二ポイントは二年校舎。

トップのアスラン、イザークを筆頭に、全員手は抜かないという感じだな。

面白くていいことだが。

第二ポイントの試練はなんと迷路!?

二年校舎全体が迷路になっていて、ここを自力で通り抜けなければならないって仕掛けらしいな。

入り口はきちんと指定されている場所に入れよ。誰かの後をつけて楽しようなんて考えは失格になるからな、そのつもりでいろよ。

う〜ん、なかなか難しいようだな。

この迷路を作ったのは2年B組のサイとトオル、ミリアリアか。なんでも本人達の自信作らしいからな、気を引き締めないと迷うもとだぞ。

おっといっている側から迷路をクリアしたものが出てきたぞ。

なんとトップ交代だ。

先に出たのは3年C組のミゲル・アイマンと2年C組のラスティ・マッケンジーだ。

この二人もまた同時か。同時が多いなぁ。

ん?どうやら迷路の中で迷っている人物がいるみたいだな。

お、1年最後の選手がリタイヤを示したか。がんばったな、一年。

来年もあるから、気を落とさずにがんばれよ。

って言っている間にイザーク、アスラン、ニコル、ディアッカが迷路をクリア。

先に行ったミゲルとラスティを追って爆走中だ。

 

第三チェックポイントは三年校舎。

ここでの試練はなんと英語のヒヤリングテスト?

なんでそんなもんするんだろうなぁ。学園祭は楽しく行かなきゃならんだろうが。

ま、何はともあれ、問題の出題者は英語担当のマリュー・ラミアス先生と帰国子女のナタル・バジルール先生だ。

どうやら2人の会話を正確に聞き取ることが出題問題らしいな。

でもあいつらの発音って、はっきりしていて分かりやすいんだが、流暢すぎて逆に聞きにくいときがあるんだよなぁ。

と、ここでまたまた先頭交代だ。

トップに躍り出たのはなんとディアッカ・エルスマン!

そういや、こいつ英語の成績はいいほうだったなぁ。

ん?どうやらミゲルとニコルはリタイヤのようだな。

当然っていや当然だとも思うけどな。ニコルはまだ1年だし、ミゲルは英語の成績は地に這うようなものだしって、イテッ!

(ここでクルーゼから教育的指導。生徒の成績を大声で好評するんじゃない)

といっている間に残りの3人も問題クリア。

残るステージは第四チェックポイントだけだ。

 

第四チェックポイントは特別校舎。

ここでの試練は・・・、なんと今回織姫であるキラ・ヤマトの問題だ!

なになに、問題1、キラの身長 問題2、キラのスリーサイズ 問題3 キラの得意科目。

俺でも解けそうな問題だが、全部で50問あるうち、全てを正解しなければならないという、ある意味難問中の難問だ。

「ラクス、これどうなってるの?」

「ああ、これは私が出している問題ですの。ですから、解答も私が用意した完璧なものですわ。心配いりません」

「いや、そうじゃなくてさ・・・」

おっと、この問題はラクス・クライン嬢が作ったらしい。

だとすると、そう簡単には解けないのではないのか?

案の定、彦星たちは頭を抱えているなぁ。

って、なんとイザークとアスランが同時に立ち上がって解答を提出した?

審査員が解答をチェック。結果は・・・・。

なんと、2人とも一発全問正解!

さすが普段からキラの周りをうろちょろしているだけはあるな。

これで、優勝の候補者は2人に絞られた!

急いでゴールである中央広場まで戻ってきてくれよ。

 

「お、見えてきた見えてきた」

「え、どこですの?フラガさま」

「ほらあそこ。へぇ二人とも激戦繰り広げられているねぇ」

最終コーナーを回ったアスランとイザーク!

さぁ、勝利は、そして期末テスト免除は、キラ織姫のキスはどちらのものだ〜!

 

 

ゴール!

なんと、二人とも同着!?

これはビデオスロー判定にするしかないな。

みんな、結果はちょっと待っていてくれよ。選手の二人はその場から動かないようにな。

っていっても動けないか、あれだけ全力疾走してくればな。

ま、座り込んでいられるうちに休憩とっといてくれよ。

 

結果が出たようだ。

勝者は・・・・、





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